現役店長が「THE S」と「THE S premium」の違いを徹底比較

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「THE S(ザ・エス)」シリーズはコンビ製チャイルドシートの最上位モデル

人気メーカー「コンビ」のチャイルドシートの中でも最上位モデルの「THE S(ザ・エス)」シリーズ

ゼクシィbabyのクチコミランキングで8年連続1位に輝くなど、大人気のモデルです

「THE S」の購入を検討したいけど、2025年4月には新シリーズの「THE S premium」が発売され、何が違うのか、どれを選んだらいいか迷いますよね

「THE S」と「THE S premium」は何が違うんだろう?

しょぱ
しょぱ

「THE S」シリーズの最新モデル「ZF」と「THE S premium」をベビー用品専門店で15年以上店長をしている私「しょぱ」が解説します

この記事では、以下の3点を解説します

  • 「THE S ZF」と「THE S premium」で違う機能
  • 「THE S ZF」と「THE S premium」の共通機能
  • 両機種を実際に店頭で触ってみた感想

この記事を読めば、

THE S ZF」と「THE S premium」のどちらが自分に合っているかがわかります

結論、「THE S ZF」と「THE S premiu」の違いは以下の6点です

  • 対象年齢…「premium」は0~7歳まで使えるロングユースモデル
  • トラベルシステム…「ZF」はトラベルシステム対応
  • インナークッションの素材…「premium」は吸水速乾素材「COOLMAX」採用
  • サイズ、重量…「ZF」の方がコンパクト
  • カラー…「premium」が1色多い
  • 価格…「ZF」の方が1万6500円安い

この記事があなたのチャイルドシート選びの参考になれば幸いです

「THE S ZF」にはスタンダード、プレミアム、ロッタの3種類があり、今回はスタンダードモデルを「THE S ZF」として比較します

「THE S(ザ・エス)ZF」と「THE S premium(プレミアム)」比較一覧表

項目 THE Sの画像 THE S premiumの画像
  THE S(ザ・エス)R129 エッグショック ZF スタンダードモデル THE S premium(ザ・エス プレミアム)R129 エッグショック VA
サイズ(W×D×H) 約440×680〜810×630〜740 mm 身長125cmまで対応のコンパクト設計
重量 13.8kg 14.1kg
対象年齢 新生児〜4歳(105cm) 新生児〜7歳(125cm)
本体価格(公式サイト) 7万2000円 8万7000円
トラベルシステム THE S Goなどに対応 ×
ヘッドレスト調整 8段階 8段階+1段階
インナークッション素材 全面3Dメッシュ 3Dメッシュ+COOLMAX
車への固定方法 ISOFIX+サポートレッグ ISOFIX+サポートレッグ
ラグウォッシュシート 丸洗い対応 丸洗い対応
エッグショック インナークッション+シート+本体に採用 インナークッション+シート+本体に採用

「ZF」と「premium」の違い7選

「premium」は7歳頃まで使えるロングユースモデル

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S premium R129 エッグショック VA|コンビ公式ブランドストア

「premium」は2025年4月に発売されたセパレート式チャイルドシート初のロングユースモデ

しょぱ
しょぱ

セパレート式とはチャイルドシート本体とベースが分離できる構造のものです

シート本体を持ち運べることで赤ちゃんの睡眠を妨げないなどのメリットがあります

チャイルドシートの着用義務は6歳未満

一般的なベビー&チャイルドシートは4歳頃で買い替えが必要です

ロングユースの「premium」なら7歳頃まで使用できるので、着用義務期間を1台でカバーできます

ジュニアシートを含む着用推奨は身長150cmまでなので、「卒業までこれ1台」は難しいです。7歳頃にジュニアシートに乗り換えましょう。

できるだけ1台で長く使いたい方には「premium」がオススメです

「ZF」ならトラベルシステムを活用できる

ZFTHE S puremium
トラベルシステム×

出典:「THE S(ザ・エス)」エッグショック搭載チャイルドシート |コンビ公式ブランドストア

しょぱ
しょぱ

トラベルシステムとは、チャイルドシートとベビーカーを一体化または組み合わせて使えるようにしたシステムのことです

互換性のあるチャイルドシートとベビーカーを使用することで、赤ちゃんを乗せたままチャイルドシート本体をベビーカーに取り付けたり、室内に移動できるメリットがあります

トラベルシステムのメリット

眠っている赤ちゃんをシートに乗せたままベビーカー移動できる点がメリットです

せっかく気持ちよく眠っている赤ちゃんも、抱き上げた途端泣き出すことが多いです

ママさん、パパさんとしては「このまま眠ってくれてたら…」と思う場面も

そんなときトラベルシステムならシートごと移動できるので、赤ちゃんが起こしにくくて便利

しょぱ
しょぱ

その時間で外出後の片づけができたり、ちょっと休憩がとれるとママさん、パパさんにも余裕ができてうれしいですね

トラベルシステムのデメリット

互換性のある商品を使う必要がありますため、購入するベビーカーが制限されます

トラベルシステムを利用するには、対応のベビーカー「THE S Go」が必要です

トラベルシステムに対応しているのは「ZF」のみ

チャイルドシート↔ベビーカーへの移動も活用したい方は「ZF」の購入がオススメです

「premium」のインナークッションは吸水速乾素材採用

インナークッションの違いは背面の素材です

「ZF」では通気性の良い3Dメッシュを採用していますが、「premium」はさらに吸水速乾性に優れた「COOLMAX」を採用

COOLMAXは高い吸水速乾性と汗冷えしにくい高機能素材

汗っかきな赤ちゃんを少しでも快適に乗せてあげたい方には、「premium」がオススメです

サイズ・重量は「ZF」の方がコンパクト

ZFpremium
サイズ(後向き時)W440×D680~810×H630~740mm
(前向き時)W440×D670×H650~825mm
(後向き時)W440×D680~830×H655~780mm
(前向き時)W440×D670×H705~900mm

サイズは「ZF」の方がコンパクトです

これは「premium」がロングユースモデルで長く使うことを想定して設計されているためです

ただし比較するのは高さのみで十分だと思います

それは横幅と前向き時の奥行は同じで、後ろ向き時の奥行きも最大2cmとほぼ同じだからです

高さは「premium」の方が後ろ向き時に最大4cm、前向き時に最大7.5cm高くなります

しょぱ
しょぱ

チャイルドシートの高さが上がるほど天井との間隔が狭くなり、乗せ降ろしが大変になります

車高が低い車の方は、「ZF」の方が圧迫感が少ないでしょう

ZFpremium
重量13.7kg14.1kg

重量も「ZF」の方が軽量設計ですが、400gと大きな差はありません

一般的にチャイルドシートは軽い方が取り付けや付け替えが簡単です

ただし、「THE S」シリーズはいずれもセパレート構造でベースと本体を別々に取付できるので、重量はほとんど気にする必要はありません

一方、チャイルドシートを取り外して車内↔室内の移動時には、チャイルドシート本体+お子さんの体重を持ち運ぶ必要があります

腕力に自信がなくて少しでも軽い商品を希望される方には、「ZF」をオススメします

ヘッドガード調整は「premium」が1段階多い

ヘッドガードとは頭部を保護する顔周りの部品です

ヘッドガードの高さ調整は段階が多いほど細かく高さを調整できます

ロングユースモデルの「premium」の方が1段階高く調整できます

しょぱ
しょぱ

実際に触ってみると1段階程度の差はわからないという方も多いので、

ほぼ同じと思って大丈夫です

カラーバリエーションは「premium」が1色多い

  • 「ZF」…ネイビー、チャコールグレーの2色展開
  • 「premium」…プレミアムグレージュ、プレミアムブラック、プレミアムグレー(コンビ公式ストア限定)の3色展開

カラーバリエーションは「premium」の方が1種類多く、高級感のある仕様です

車にこだわりのある方や、内装に合ったカラーのチャイルドシートをお探しの方には、「premium」のデザインの方が合うと思います

価格は「ZF」が1万6500円安い

THE STHE S premium
公式価格7万9200円9万5700円

価格は「THE S」の方が1万6500円安いです

これは、使用期間の長さと機能性の違いによるためです

ただしチャイルドシートは価格より自分に必要な機能を持った商品を選ぶことが日々の生活満足度に影響しますので、これまでの機能比較を考慮して、より自分に合うと思う方を選ぶことをオススメします

しょぱ
しょぱ

機能面に明確に差を感じない方は「THE S」を選べば間違いないと思います

少しでも安く手に入れたい方は通販サイトでの購入がおすすめ

通販サイトで購入すれば公式価格より数百円~数千円安く購入することも

さらに各サイトのセールをうまく利用すればポイントも大量にゲットできてさらにお得!

まずはあなたが普段利用している通販サイトでセール情報や価格を確認してみましょう

「ZF」と「premium」共通の機能6選

最新安全基準R129適合で高い安全性

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

「THE S」シリーズはすべてチャイルドシートの最新安全基準R129に適合しています

2023年9月から適応されている安全基準を満たしているので、側面からの衝突にも配慮された安心設計です(コンビでは「サイドプロテクションアドバンス」と呼んでいます)

ISOFIX取付で誰でも確実に取付できる

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

最新安全基準R129ではISOFIXでの取付が原則です

チャイルドシートの専用バーを車に内蔵されているバーに差し込むことで、チャイルドシート取り付け時のミスユース(取付が不完全な状態)を防げます

JAFの調査によると、従来のシートベルト固定では約30%の方の取り付けでミスユースが発生していたそうです

ISOFIXなら確実に取付できるので、安心して運転に集中できますね

セパレート構造で赤ちゃんが寝たまま移動できる

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

どちらも本体をベースから取り外せるセパレート構造

本体とベースを分離できるので、車への取付が分離できない一体式と比べて圧倒的に楽です

1台のチャイルドシートを2台以上の車でシェアする場合、一体式の場合は毎回取り外しと取付の手間が発生します

一方セパレート式の場合、シェアする車の台数分ベースのみを追加購入し、それぞれの車に取付ておくと、付け替えが本体の移動だけで済んで非常にスムーズ

2台以上の車でシェアする予定の方にはセパレート式が快適でオススメです

エッグショッククッションが衝撃から赤ちゃんを守る

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

コンビのチャイルドシートやベビーカー最大の特徴は「エッグショック」と呼ばれる、従来のウレタンよりも3倍も衝撃吸収性の高いクッションです

「THE S」シリーズは、インナークッション、シート、本体にエッグショッククッションが採用されており、走行時の振動を軽減するだけでなく、万一の事故の際もお子さんを保護してくれます

「ラクピタ」機能で乗せ下ろしラクラク

3つのラクピタ機能がスムーズな乗せ下ろしをサポートします

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

  • ラクピタポジション→横向き時にシートが止まるので安定して乗せ下ろしが可能
  • ラクピタキーパー→赤ちゃんを乗せた際にベルトが赤ちゃんの背中側に隠れるのを防ぐ
  • ラクピタバックル→マグネットでバックルの装着が簡単に

リクライニング機能は5段階

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZF(店舗限定モデル)|コンビ公式ブランドストア

後ろ向き、前向き共に5段階調整が可能

「ワンハンドリクライニング」については次の実際に店頭で商品を触ってみた感想で解説しますが、画像のように指1本では難しいと感じました

実際に店頭で商品を触ってみた感想

「ZF」と「premium」の使用感に差はなく、いずれも非常に快適に使用できました

良かった点とイマイチだった点を解説します

良かった点

  • クッションが厚く、しっかり赤ちゃんを保護してくれる
  • ベースへの取付、取り外しが簡単

イマイチだった点

  • リクライニングがしにくい
  • ヘッドレストの調整にコツがいる

良かった点

クッションが厚く、しっかり赤ちゃんを保護してくれる

エッグショッククッションがインナークッションや本体に使用されているので、優れたクッション性を実感しました

ベースへの取付、取り外しが簡単

セパレート構造の本体とベースの着脱が非常にスムーズで快適でした

取り外し方は、横向きの状態でチャイルドシート本体の両サイドにあるグリップを握るだけでベースから取り外せます

取付も本体をベースに置くだけで取付完了できます

本体とベースが取り外せるので、車への固定も軽くて簡単でした

イマイチだった点

リクライニングレバーの位置が低い

「THE S」シリーズのリクライニングはベース部分のレバーを前後させることで調整できますが、動かすためには少し回り込んだ姿勢で行う必要があると感じました

「THE S]のリクライニングは左の図のように指4本を使って行います

指1本でのリクライニングも試しましたが、重くて難しいと感じました

右の図の位置に座るママさんが右手で行うのは角度的に難しそうなので、左手で行う必要があります

このときの少し回り込んだ姿勢になる点が、他のモデルと比べて不便に感じました

操作は簡単なので、リクライニングはスムーズにできます

気になる方は一度店頭で商品を触ってみるのをオススメします

「THE S」シリーズを取り扱っている店舗

企業名「THE S」取り扱い
アカチャンホンポ
ベビーザらス
イオン
西松屋×
バースデイ×

※2025年7月時点

ヘッドガードの高さ調整にコツがいる

ヘッドガードの高さは「ZF」は8段階、「premium」は9段階調整できます

ヘッドガード上の調整レバーを引き起こして調整してみましたが、最初はなかなか動いてくれず…

少し力を入れると動いてくれましたが、最初はもう少しスムーズに動いてほしいと思いました

何度か試すうちにコツがつかめ、最後は簡単に調整できるようになりましたので、購入したら事前に何度か試すことをオススメします

いずれのマイナスに感じたポイントも操作に慣れれば問題なく使用できるため、全体的に素晴らしい商品だと感じました

「THE S」シリーズの「ZF」「ZE」は何が違うの?

「THE S」シリーズの歴史を振り返ると、2019年の販売開始から毎年11月にクッションや構造のマイナーチェンジを繰り返しながら新型が発売されています

現在最新のモデルは「premium」で、「THE S」の最新の型は「ZF」です

「ZF」モデルにもスタンダードモデルやプレミアムモデル、アカチャンホンポ限定モデルのロッタモデルなどがあり、機能やスペックが多少異なります

結論:迷ったら「ZF」がオススメ

今回はコンビの「THE S ZF」と「THE S premium」を比較しました

「THE S」と「THE S premium」の違いは以下の6点です

  • 対象年齢…「premium」は0~7歳まで使えるロングユースモデル
  • トラベルシステム…「ZF」はトラベルシステム対応
  • インナークッションの素材…「premium」は吸水速乾素材「COOLMAX」採用
  • サイズ、重量…「ZF」の方がコンパクト
  • カラー…「premium」が1色多い
  • 価格…「ZF」の方が1万6500円安い

「THE S」がオススメな方

  • 0~4歳ごろまで使用したい方
  • トラベルシステムを活用したい方
  • 「premium」の機能より安さを重視したい方

「THE S premium」がオススメの方

  • 1台で長く使いたい
  • 吸水速乾性に優れた素材でお子さんの快適性にこだわりたい
  • 車のカラーに合わせてチャイルドシートのカラーも選びたい

今回の2機種はいずれも機能は充実しており、さすがコンビの最上位モデルだと思いました

どちらも安全性・機能性は申し分ないため、あとは車との相性・予算・ライフスタイルに合わせて選ぶのが自分に合ったチャイルドシートを選ぶコツです

ネットで購入する場合も一度は店頭でも実物を触ってみることをオススメします

チャイルドシート選びをするならどこに行くべきかは、こちらの記事で解説してますので、良ければ合わせて読んでいただけると幸いです

気になる点や質問があれば、些細なことでもコメント欄にてご質問ください

大切なお子さんを守るチャイルドシート選びを全力でサポートさせていただきます!

あなたが自分に合ったチャイルドシートを選んで、お子さんとのドライブを楽しみましょう

最後までご覧いただき、ありがとうございました

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