
チャイルドシートはどこのメーカーがいいの?
チャイルドシートは様々なメーカーから発売されており、これからチャイルドシート選びを始める方はどんなメーカーがあって、どんな特徴があるのかすべてを調べるのは大変ですよね
各社それぞれにいい点があり、チャイルドシートに何を求めるかでオススメするメーカーは変わります

ベビー用品専門店で15年以上店長歴任している私、「しょぱ」が人気メーカー8社の特徴とおすすめ商品を紹介します
この記事を読めば、こんなメリットがあります
・チャイルドシートの人気メーカーを知ることができる
・自分のニーズに合ったメーカーがわかる
車移動がメインの方にとって、自分に合ったチャイルドシートを選ぶことは、日々の生活満足度を左右するといっても過言ではありません
この記事が少しでもあなたのチャイルドシート選びの参考になれば幸いです
人気メーカーはどこ?

出典:出典:『子育て世帯における「チャイルドシート」購入 市場調査2024(株式会社コズレ)』https://cozre.co.jp/blog/13013(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)
株式会社コズレの2024年の調査によると、コンビ、アップリカの人気が高く、この2社が全体の50%を占める結果となっています
続いて西松屋のプライベート・ブランドである「Smart Angel」、joieなどが人気なようです

先輩ママさん、パパさんにはコンビ、アップリカが人気みたいだね
今回はこの中から8社の特徴をそれぞれ解説していきます

コンビ
コンビは「育児をする人と赤ちゃんのコンビを応援する」ベビー用品メーカーです。アップリカと並ぶ2大メーカーの一つといえます

店舗にも「コンビの商品がいい」とご来店されるお客様は多いです
・ISOFIXでコンパクトな商品がほしい方

出典:コンビ ホワイトレーベル THE S premium R129 エッグショック VA|コンビ公式ブランドストア
コンビ製チャイルドシートの特徴は、「エッグショック」と呼ばれる高機能クッションです
「上から卵を落としても割れない」コンビ独自の衝撃吸収素材を採用しており、赤ちゃんの頭と体を振動や衝撃から保護してくれます
また、一般的に高機能になるにつれチャイルドシートのサイズも大きくなりがちですが、コンビ製品は高機能でコンパクトな商品が多く、軽自動車やコンパクトカーでチャイルドシートを使用する予定の方にもオススメです
コンビのおすすめ商品はこちら

チャイルドシート本体のサイズは意外と重要だから、コンパクトだとうれしいね
アップリカ
アップリカは赤ちゃん医学に基づいた育児用品を展開する国内大手ベビー用品メーカーです
・長期保証で安心して使いたい方
アップリカといえば日本で唯一のベッド型チャイルドシートを展開しています
ベッド型はまだ胸の筋肉が未発達な赤ちゃんの腹式呼吸を楽にする目的で採用されています

ベッド型も人気
ただ慣れるまで操作方法がわかりにくいという声も多いので
検討するなら一度店舗で説明してもらうと安心です
身長75cmまでは特許出願中の「全身マモールクッション」、前向きになってからも両サイドに頑丈なプロテクター「サイドシールド」を搭載しているので、赤ちゃんを衝撃から保護してくれます
また事前登録で4年間の長期間保証が可能になり、故障した場合無償で修理対応、修理期間中は代替品を無償で提供してくれます
長期間保証は購入から1年以内に公式ホームページで登録が必要ですので、気になる方は事前にホームページを確認してみてはいかがでしょうか
アップリカ公式ホームページ 4年保証サービス | ベビーカー・チャイルドシートのアップリカ | Aprica
オススメ商品

赤ちゃんの姿勢にこだわりたいならベッド型がいいね
西松屋
西松屋はハイクオリティかつロープライスな商品を提供するベビー・子ども用品専門店で、全国1,100店舗以上に展開しています
・0~1歳で使えるベビーシートがほしい方
プライベート・ブランド「Smart Angel」のチャイルドシートは、必要な機能を備えながら1~3万円という圧倒的な安さを実現しており、コスパの良さが人気の理由であると言えます
0~1歳専用であるベビーシートの展示数が4点と、主要店舗の中で最も豊富なため、ベビーシートをお探しの方は西松屋がオススメです

展示商品はいずれもトラベルシステム未対応だったので
トラベルシステム対応品をお探しの方は他のメーカーを検討した方がいいです
主要店舗のチャイルドシート取り扱いについてはこちらの記事で紹介してます
全国展開している西松屋なら気軽に商品を見に行くこともできるので、一度下見に行くことをオススメします

西松屋ってチャイルドシートも安いんだね
joie
joieは世界70ヵ国以上で愛用されているイギリス生まれのベビー用品ブランドです
日本で正規販売代理店を行っているKATOJI(カトージ)は、チャイルドシートだけでなく、ベビーカーやベビーベッドなど大型商品を中心に幅広く商品を展開しています
・シンプルな機能の商品がほしい方
おしゃれなデザインでありながら、低価格なのがうれしいポイントです
低価格のポイントは必要な機能に絞った商品を開発しているから
チャイルドシート多機能なほど価格が上がるため、機能を絞ることで低価格を実現しています
シンプルなデザインと使いやすさを兼ね備えており、
「シンプルでおしゃれな商品がいい」という方にはピッタリなブランドです

操作がシンプルな方が使いやすいので
おばあちゃん、おじいちゃんがお孫さん用としてよく購入されます
オススメ商品

シンプルで使いやすそうだね
サイベックス
サイベックスは、「Safety(安全性)・Design(デザイン)・Function(機能性)に革新をもたらす」という信条で、ヨーロッパ発のおしゃれなデザインと機能性を両立したドイツの人気メーカーです
・トラベルシステム対応商品を豊富なラインナップから選びたい方
サイベックスのラインナップを見ると、デザイン性の高さが目を引きます
公式ホームページにはカラフルなデザインの商品も豊富で、デザインにこだわりたい方はぜひサイベックスのラインナップを一度見てみることをオススメします
機能面については、低重心・低座面設計により、車の振動や急ブレーキ・カーブ時の揺れを最大限に抑え、安全性を高めています。座面が低いことで、頭上の空間が広くなり、乗せ降ろしがしやすくなります。

背の高いパパさん、ママさんは
座面が低いと乗せ下ろしが不便になる可能性があるので
注意しましょう
生後0~18か月頃が対象のベビーシートはすべてトラベルシステムに対応しています
トラベルシステムとは、お子さんを乗せたまま、車 ⇄ ベビーカー ⇄ 室内へと移動ができる便利な機能で、対応のベビーカーや自宅用ベースを購入することで寝ているお子さんを起こさずに移動が可能です
豊富なラインナップの中からトラベルシステム対応の商品を検討した方は、サイベックスがオススメです
オススメ商品

ベースもセットだから、届いたらすぐに使えるね
カーメイト(エールベベ)
エールベベはカー用品メーカーの「カーメイト」がカー用品製造のノウハウを活かした商品を展開するブランドです
・乗せ下ろしの楽さにこだわりたい方
エールベベ製品の特徴は、乗せ下ろしのしやすさにこだわっている点です
お子さんを乗せる際に、肩ベルトが跳ね上がった状態でスタンバイする「ジャンピングハーネス」に加え、バックルが前側に倒れる「ラクノセパッド」を採用
肩ベルトやバックルを下敷きにしてしまう煩わしさがなくなるのが非常にありがたです
最新機種の「クルット スライド」では乗せ下ろしの際にシートがドア側に100mmスライドすることで楽な姿勢での乗せ下ろしが可能です

出典:クルット スライド 新安全基準R129適合 新生児から使える日本製回転式ISOFIXセパレートチャイルドシート | 日本製チャイルドシート エールベベ AILEBEBE 公式サイト

狭い駐車場での乗せ下ろしは気を使うのでありがたい機能ですね
特に腕力に自信のない方にオススメです
オススメ商品

赤ちゃんの乗せ下ろしは大変だから、少しでも楽になるとうれしいね
マキシコシ
マキシコシはチャイルドシート先進国のヨーロッパ、オランダ生まれのブランドです
2013年11月に施行された最新安全基準『R129』を遵守したi-size(アイサイズ)対応モデルを世界で初めて商品化するなど、最新技術を取り入れた安全性能が特徴です
・乗せ下ろしの楽さにこだわりたい方
チャイルドシート先進国のヨーロッパでは、安全性向上のため4歳まで進行方向に対して後ろ向きでの使用が推奨されています
一方日本では生後15か月以降、身長76cm以降は前向き取付が可能となっているので、4歳まで後ろ向きに対応したモデルは少ないのが現状です
オランダ製のマキシコシなら4歳まで後ろ向き対応商品もラインナップされているので、ヨーロッパ基準で安全性を重視したい方にはマキシコシがオススメです

いずれ日本でも4歳まで後ろ向きがスタンダードになっていくと思います
マキシコシのチャイルドシートはエールベベ同様乗せ下ろし時にシートが前後にスライドするので、快適に乗せ下ろしができる点もポイントです
オススメ商品

赤ちゃんのことを考えると後ろ向き期間が長い方がいいんだね
リーマン
リーマンは愛知県に本社があるチャイルドシート専用メーカーです
安全性を最優先しつつ、余剰な機能や華美な装飾を削ぎ落した、シンプルで軽量かつリーズナブルな商品を展開しています
・頻繁に付け替えを予定の方
シンプルで軽量な商品が多く、チャイルドシートを2台以上の車で共用予定で、頻繁に付け替える予定の方には便利だと思います

「2台の車で共用予定で奮発して高いチャイルドシートを買ったけど、
重くて付け替えが大変なので、
共用を諦めてもう1台チャイルドシートを買い足します」
というお客様もいらっしゃいます。
チャイルドシートを共用するかはコスパだけでなく、誰が、どのくらいの頻度で付け替えをするか、
よくシュミレーションしたうえで検討しましょう
オススメ商品
ISOFIX対応でベース一体型の商品の多くは重量が13kg前後と重くなりがち
こちらの商品は11.4kgと軽量設計なので、ISOFIXで軽量な商品をお探しの方にオススメです

シートベルト式なら6kg前後が主流だよ
シートベルト固定に自信があるなら検討してみよう
自分のこだわりでメーカーを選ぼう
今回は主要チャイルドシートメーカーの特徴とオススメ商品を紹介しました
各メーカーごとに魅力的な商品がラインナップされていて、選ぶのは大変ですね
チャイルドシートについて、こだわりたいポイントは人それぞれ違います
まずは自分が何を重視してチャイルドシートを選びたいか考えてみると、自分に合ったメーカーや商品も見つけやすくなると思います

安全性、デザイン、コスパなど
自分なりの優先順位を考えて商品を選ぶと満足した買い物ができると思います
まとめるとこんな感じ
·機能と価格のバランス重視→コンビ、エールベベ
·ベッド型→アップリカ
·デザイン→サイベックス、マキシコシ
·コスパ→西松屋、リーマン、カトージ
大事なお子さんの命を守るチャイルドシート
しっかり納得して、自分に合った商品に出会えるといいですね
最後までご覧いただき、ありがとうございました

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