チャイルドシート選びのポイントを知ろう

出産準備って楽しいけどいろいろ買うものがあって大変ですよね
中でもチャイルドシートは高額だし、自分に合わないものを購入してしまうとストレスになってしまうから買って後悔したくないと思いませんか?

この記事ではベビー用品専門店での店長歴15年のしょぱが、チャイルドシートを購入する際に見るべきポイント7選を解説します
この記事はこんな方におすすめです
この記事を読むことでチャイルドシートを選ぶ際にあなたが重視したいポイントがわかるので、自分に合ったチャイルドシートが選びやすくなります
結論、チャイルドシート選びで見るべきポイントは以下の7つです
この中で自分がこだわりたいポイントを2~3つ見つけましょう
そのポイントに優れた商品を見つけることが、自分に合ったチャイルドシートを見つけるコツです
チャイルドシート選びの正解は人それぞれ異なるもの
この記事が少しでもあなたのチャイルドシート選びの参考になれば幸いです
これからベビー用品を買い揃えていくなら、コンビの公式サイトへの登録がおすすめです
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チャイルドシート選びのポイント7選
価格

こんな方は要チェック

チャイルドシートの相場ってどれくらいなの?
チャイルドシートの価格って幅広いですよね
出産準備はいろいろ買うものがあってお金がかかるから、少しでも安いものを購入したいと思いませんか?
0歳から使えるチャイルドシートの価格.comでの売れ筋トップ30の価格を調べるとこんな感じ

先輩ママさん、パパさんたちの多くは3~5万円代のチャイルドシートを購入されているようです ※2025年9月時点
しかし、チャイルドシートを価格だけで決めるのはおすすめしません
その理由は以下の2点
大切なお子さんの”命を守る唯一の装置”だから
チャイルドシートは万一の事故の際にお子さんの命を守る大事な安全装置です
安さだけを売りにした粗悪な商品を購入したり、お子さんの体格に合わないものを使用してしまうと、万一の際にお子さんが危険にさらされてしまう可能性があります

大切なお子さんの命を守るために必要な出費と考えましょう
日々の使用感は生活満足度に影響するから
長年の接客経験と自分の経験から断言できることがあります
それは”チャイルドシートの使用感は日々の生活満足度に影響する”ということ
チャイルドシートへの乗せ降ろしはいつもスムーズにいくわけではありません
チャイルドシートに乗せた途端泣き出してしまったり、お子さんの機嫌が悪くてぐずったり…
そんなときにスムーズに乗せ降ろしができるかは非常に重要です

乗せ降ろしに時間がかかって泣かれてしまうと、子どもに申し訳ないし、ついイライラしてしまうこともありました…
またシートのクッション性やリクライニング機能が不十分だと、乗り心地が悪くて乗っている間泣き続けるお子さんもいらっしゃいます…

チャイルドシートに乗るとすぐに寝てくれたり、ご機嫌でいてくれれば、ドライブがママさん、パパさんも一息つける貴重な時間になりますよ
以上を満たした商品を見つけて、最後にその商品をいかに安く購入できるかを検討しましょう

”いかに安い商品を買うか”ではなく、”ほしい商品をいかに安く買うか”
という目線でチャイルドシートを探しましょう
使用期間

出典: コンビ公式ブランドストア
こんな方は要チェック
- コスパのいいチャイルドシートを購入したい方
- すでにジュニアシートをお持ちで、それまでの期間使えるチャイルドシートをお探しの方
法律上のチャイルドシートの着用義務は6歳未満、ジュニアシート卒業の目安は身長150cm(小学6年生頃)とされています
チャイルドシートは商品ごとに使用期間が異なります

0~4歳のベビー&チャイルドシートを購入→3歳頃にジュニアシートに切り替え→卒業という流れが最も多いです
計画性をもってチャイルドシートを購入すると無駄な買い足しや出費を抑えられます
すでにジュニアシートをお持ちの方は、そのジュニアシートが何歳から使えるのか意識してチャイルドシートを選ぶとスムーズに移行できます
コスパを重視したい方には7歳や10歳まで使えるロングユースモデルもおすすめ

初期費用は少し高くなりますが、ジュニアシートの購入費用を抑えられるのでトータルでお得になることもあります
3.安全性
Eマーク

Eマークとは、チャイルドシート先進国であるヨーロッパの安全基準を満たした証明
2012年7月以降、Eマークがないチャイルドシートは国土交通省から販売を許可してもらえませんので、主要メーカーのチャイルドシートにはEマークが表示されています
しかし、ネットで販売されている商品の中にはEマークのない商品も紛れています

粗悪な商品を購入しないためにも、主要メーカーの商品を購入することをおすすめします
主要メーカーってどこ?と思った方はこちらの記事を参考にしてください
R129適合

出典: コンビ公式ブランドストア
チャイルドシートには安全基準があり、最新の安全基準はR129です
旧基準のR44から以下の4点が変更され、より安全性が高まっています
2023年以降に製造されたチャイルドシートはR129に適合した商品のみが製造されています

現在店頭で販売されている商品はほぼR129適合品ですが、ネットで購入する場合は確認しましょう
適合確認

出典: コンビ公式ブランドストア
チャイルドシートはすべての車、座席に取付できるわけではありません
シートの形状やシートベルトの長さなどで取付できない場合がありますので注意しましょう
候補のチャイルドシートが見つかったら、できるだけ早めの適合確認がおすすめ

「散々悩んで買いに来た商品が車に合わなかった…」というケースが店舗でもあります
各公式サイトで自分の車に取り付けできるか確認できるので、気になった商品はまず適合確認をしましょう
取り付けやすさ
こんな方は要チェック
- 腕力に自信がなく一人で取り付けできるか不安な方
- 2台以上でチャイルドシートをシェアする予定の方
シートベルト固定とISOFIX固定

| シートベルト固定 | ISOFIX固定 | |
| メリット | 使える車が多い 価格が安い コンパクト 軽くて移動が簡単 | 誰でも確実に取り付けできる 回転式が多く乗せ降ろしが楽 |
| デメリット | ミスユース(誤った取り付け)が起きやすい 乗せ降ろしがしにくい | ISOFIX対応車にしか使えない 価格が高い 大きいのでスペースを圧迫する 重たいので移動が大変 |
現在チャイルドシート取り付けの主流はISOFIX(アイソフィックス)
ISOFIXとはチャイルドシートを車に固定する金具のことです
従来のシートベルト固定に比べて、重さはありますが誰でも確実に取り付けられます
最新の安全基準R129ではISOFIX固定が原則

ISOFIXに加えてサポートレッグやトップテザーといった追加の器具を装着することで、重たいチャイルドシートが衝撃で外れるのを防ぎます
車がISOFIX非対応の方は、シートベルト固定のチャイルドシートを購入しましょう
ただし、シートベルト固定はミスユース(誤った取り付け)が起こりやすいので注意
JAFの統計によると、チャイルドシート取り付け時の主なミスユース原因はシートベルト固定時の締め付け不足だそうです

実際にお客様の取付状況を確認してみても、シートベルトの締め付け不足は多いです
締め付けが不十分だと衝撃を受けた際にチャイルドシートが外れてしまう可能性が…
取り付け方は説明動画を検索など、しっかり確認しながら行いましょう

説明書だけではわかりにくいので動画の検索がおすすめです
サイズ

チャイルドシートのサイズは
- 横幅:W(Wide)
- 奥行:D(Depth)
- 高さ:H(Height)
で表記されます
チャイルドシートのサイズは一緒に乗る方の乗り心地に影響します
車内が広くない車で大きなチャイルドシートを使用すると、
などの問題が発生します

車が大きくない方はコンパクトなチャイルドシートを選びましょう
重さ

出典: コンビ公式ブランドストア
チャイルドシートの重さは取り付け、付け替えの便利さに影響します
軽い方が楽に取り付けや付け替えができます
ISOFIX式チャイルドシートの重さは平均13kg程度と結構重たい…
付け替えの頻度がは低い方は、重さは気にしなくてもいいです
一方2台以上の車でチャイルドシートをシェアする予定の方、女性一人で取り付けする場合はできるだけ軽いチャイルドシートがおすすめです

一人での取付が難しい場合は、店舗やカーディーラーさんに相談してみましょう

出典: コンビ公式ブランドストア
一部のチャイルドシートはシート本体とベースが分離できる「セパレートシステム」に対応しています
セパレートシステムならまずはベースのみ取り付け、その後にシートを取り付けることが可能

ベースの重さは7kg程度なので、シートとベース一体式のチャイルドシートと比べて約半分の重さで取り付けできます
チャイルドシートを2台以上の車でシェアする予定の方は、ベースのみ追加購入して予めベースをセットしておけば、付け替えは本体のみで完了してとても簡単
車2台持ちでチャイルドシートの購入は1台で済ませたい方には、セパレートシステムがおすすめです
乗せ降ろししやすさ
こんな方は要チェック
- 毎日の送迎や買い物で頻繁にチャイルドシートを使用する方
- 腰痛持ちの方
固定式か回転式

シートベルト固定ならシートは回転しないので、乗せ降ろしの際にママさん、パパさんが回り込むような体勢で乗せ降ろしする必要があります
一方ISOFIX固定ならほぼすべてのシートが回転できます
回転式はママさん、パパさんが常に正面を向いて乗せ降ろしできるので乗せ降ろしが簡単

腰への負担も軽減されます
回転角度
回転する角度は、90°と360°の2種類があります
360°回転できると、雨の日など隣の席で濡れずに乗せ降ろしできて便利
回転方法
シートの回転も片手でできるタイプと両手を使うタイプがあるので注意
お子さんを乗せる際は片手にお子さんを抱いた状態で操作するので
片手回転できる方がスムーズで圧倒的に楽です

特に腕力に自信のない方は片手回転できるものがおすすめです
回転レバー位置

出典: コンビ公式ブランドストア
回転させるレバーの位置もポイント
レバーの位置は主に
- 股下
- サイド
- ベース
の3種類ですが、おすすめはサイドレバー
サイドレバーは手が届きやすいのでスムーズにシートを回転できます

背が低い方はサイドレバーが重宝するはずです
その他便利な機能

シートを回転して横向きにした状態でリクライニングができたり、シートが前にスライドする商品もあります

高価格帯になるほど、
など細かな機能が充実していて、乗せ降ろしのイライラを解消してくれます
乗り心地

こんな方は要チェック
- お子さんの快適性にこだわりたい方
- ドライブ中ぐっすり寝てほしい方
リクライニング段階

出典: コンビ公式ブランドストア
チャイルドシートのリクライニング機能はお子さんの安全性と快適性を両立するために必要です
- 首の安定のため
- 成長に合わせて楽な姿勢で使うため
- 寝たときの快適性
- 取り付け角度の補助
首の安定のため(特に低月齢)
新生児や首がすわっていない赤ちゃんは、座面が立ちすぎていると首が前にカクンと倒れてしまいます
リクライニングで角度を寝かせてあげると、呼吸がしやすく安全です
成長に合わせて楽な姿勢で使うため
成長とともに首や腰の力がついてくると、少しずつ立てた姿勢でも乗れるようになります
体格や月齢に合わせて角度を調整できると、お子さんの楽な姿勢で乗れます
寝たときの快適性
お子さんが眠ってしまったときに、リクライニングで少し寝かせると頭が前に落ちにくく、お子さんがぐっすり寝てくれやすくなります
取り付け角度の補助
車種によってシートの角度が違うため、そのままだと寝かせすぎや立ちすぎになることがあります
リクライニング機能で微調整できれば、正しい角度に合わせやすくなります
リクライニングの段階が多いほど細かな調整ができます

店頭では1~2段階の違いはわからないというお客様が多く、5段階程度あれば十分だと思います
ヘッドレスト調整

出典: コンビ公式ブランドストア
ヘッドレストとはお子さんの頭部を守るパーツのことです
ヘッドレストの役割は以下の3点です
頭部の安全確保
- 側面衝突や急ブレーキのとき、頭が左右に大きく揺れるのを防ぐ
- 衝撃吸収材が入っていることが多く、頭へのダメージを減らす
姿勢の安定
- 子どもが寝たときに頭がカクンと倒れるのを防ぎ、楽な姿勢で座れるようにする
成長に合わせた調整
- 成長して身長が伸びても、頭を適切な位置で守れる
こちらも調整段階が多い方が、お子さんの成長に合わせて細かな設定が可能なので便利
首や腰が据わってくれば、寝ているとき→深く倒す、起きているとき→景色が見れるように調整してあげるとお子さんも快適に過ごせます

個人的には8段階以上あると十分です
通気性

赤ちゃんは汗っかきなので通気性に優れた商品の方が乗り心地が快適です
などが採用されている商品は通気性が高いと言えます
ただし、どうしてもチャイルドシートだけで夏の暑さ対策を行うのは難しいです

夏場は暑さ対策グッズをうまく活用しましょう
チャイルドシートの暑さ対策はこちらの記事で紹介してますので、参考にしてください
手入れのしやすさ

出典: コンビ公式ブランドストア
こんな方は要チェック
- 共働きなどで忙しい方
- 手洗いの手間を軽減したい方
チャイルドシートはよく汚れます
新生児~乳児期は吐き戻しやお漏らし
幼児期は食べこぼしに飲みこぼし…
忙しいからと手入れを後回しにすると汚れやにおいが落ちなくなるので、汚れたらできるだけ早く洗いたいものです
そこでカバーの手入れ方法も事前に確認しておきましょう
おすすめはシートカバーが洗濯機で丸洗いできるもの
お子さんが小さい間は本当にすることが多くて時間に追われる毎日です

洗濯機で丸洗いできると忙しいママさん、パパさんも助かりますね
洗濯機はOKでも乾燥機は×の商品もあるので、事前に確認しましょう
重視するポイント別おすすめチャイルドシート
価格(コスパ)重視なら joie 「i-Arc360」
結局どれを選んでいいかわからないけど、コスパのいい商品を買いたい方にはこちらがおすすめ
コンビやアップリカの人気商品と遜色ない機能を持ちながら、1~2万円安く購入できます
i-Arcについては、こちらの記事で詳しく解説してますので参考にご覧ください
安全性重視なら アップリカ 「クルリラ エックス プラス AB」
国土交通省が発表している「チャイルドシートアセスメント」をご存じでしょうか?
国土交通省とナスバ((独)自動車事故対策機構)では、ユーザーが安全性の高いチャイルドシートを選択しやすい環境を整備するとともに、メーカーに対してより安全な製品の開発を促すため、毎年、出荷台数の多い機種を中心に、チャイルドシートの安全性能に関する評価試験を行い、結果を公表する「チャイルドシートアセスメント」を実施しています。
引用:国土交通省
2024年実施の試験で高評価だったアップリカの「クルリラ ビッテ エックス プラス」は安全性が保証されているので安心です
2025年7月にはマイナーチェンジした「クルリラ エックス プラス AB」も登場しているので、最新機種がいいという方にはそちらがおすすめです
クルリラシリーズについてはこちらの記事で解説してます
使用期間か長い高コスパ重視ならコンビ「クルムーヴ ロング R129 エッグショック EA」
0~10歳までを1台でカバーするロングユースモデル
サイドターンレバーやエアホールなど乗せ降ろし·乗り心地にもこだわっているから、お子さんだけでなく、ママさん、パパさんも長く快適に使えます
クルムーヴシリーズの詳細はこちらでご確認ください
コンビの公式サイトに無料登録すれば、500ptすぐにもらえて会員限定価格で購入できることも
【Combi(コンビ)】取り付けやすさならコンビ「THE S R129 エッグショック ZF」
セパレートシステム採用でシートとベースを分離して取り付けできるので誰でも簡単に取り付けできます
家の中でお子さんをシートに乗せてから車に運んで取り付けることも可能

セパレートシステムの中でも、シートの着脱が一番スムーズだと思います
THE Sは2025年10月に最新モデルが発売されるので要チェックです
乗せ降ろししやすさならエールベベ「クルット スライド F」
シートを回転させた横向きの状態でシートが手前に10cmスライドするので、楽な体勢で乗せ降ろしできます

狭い駐車場でも楽に乗せ降ろしできます
気になる詳細はこちらの記事でどうぞ
乗り心地重視ならサイベックス「シローナ Gi i-Size」
低重心・低座面設計で車の振動や急ブレーキ・カーブの揺れを最小限に抑えてくれます
リクライニングの角度は後ろ向き、前向き共に5段階、ヘッドレストも12段階と細かく調整可能です
シート背面と側面の3つの層を空気が通り抜けるエアベンチレーションシステムで通気性◎

サイベックスはデザイン性の高さでも人気です
シローナシリーズの違いについてはこちらを参考にしてください
手入れのしやすさなら「THE S R129 エッグショック ZF」
THE Sシリーズは全パーツ外して洗濯機で洗濯可能
カバーの着脱もシートにかぶせてフックで固定するだけなので簡単です
重視したいポイントを知ることがチャイルドシート選びの第一歩
今回はチャイルドシート選びを失敗しないために抑えるべきポイントを7つ紹介しました
ポイントは以下の7点です
この中で自分がこだわりたいポイントを2~3つ選びましょう
そのポイントが優れた商品を探すことで、自分に合ったチャイルドシートが見つけやすくなります
不明な点や質問があれば、お気軽にお問い合わせください
大切なお子さんの命を守るチャイルドシート選びを全力でサポートさせていただきます
車移動の頻度が高い人ほど、チャイルドシートの使用感は日々の生活満足度に影響します
しっかり選んで、納得したチャイルドシートでお子さんを迎えてあげましょう
最後までご覧いただき、ありがとうございました












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