サイベックスの人気チャイルドシート「シローナ」を徹底比較
サイベックスはドイツの育児用品メーカーで、おしゃれなデザインと高い安全性で国内でも年々利用者が増えている人気ブランドです
サイベックスのチャイルドシートの中でも人気なのが「シローナ」シリーズ

どれもおしゃれで素敵だけど何が違うの?

今回はシローナの3モデル「T i-Size」と「G i-SIze」、「Gi i-Size」の違いをベビー用品専門店店長歴15年の「しょぱ」が徹底解説します
この記事を読めば、シローナシリーズの違いがわかるので、自分に合ったモデルがわかります
結論、各モデルこんな方におすすめします
「T i-Size」がオススメな方
「G i-Size」
「Gi i-Size」
個人的にはセパレートシステムにこだわりたい方以外は「Gi i-Size」をおすすめします
チャイルドシートはベビー用品の中でも高額な買い物なので、納得して自分に合った商品を購入したいですよね
この記事が少しでもあなたのチャイルドシート選びの参考になれば幸いです
シローナ3モデルの違い比較表
| 商品名 | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| 安全基準 | R129 | R129 | R129 |
| 公式価格(税込) | 8万4700円 (シート+ベース) | 7万7000円 (シート+ベース) | 7万1500円 |
| 使用期間 | 身長45cm〜105cm 体重18kgまで | 身長40~105cm 体重19kgまで | 身長40cm〜105cm 体重20kgまで |
| サイズ | W43cm×D71.5cm×H68cm | W44cm×D71cm×H75cm | W44cm×D71cm×H75cm |
| 重量 | 15kg (シート+ベース) | 14kg | 13kg |
| セパレートシステム | ◎ | ◎ | × |
| リニア・サイドインパクト・プロテクション | 立体構造 | シート内蔵 | シート内蔵 |
| 回転レバー | サイド | ベース | ベース |
| カラーバリエーション | 4色 | 3色 | 2色 |
「T i-Size」と「G i-Size」の違い9選
「T」がプラチナムライン、「G」がゴールドライン
サイベックスの商品は2つのレーベルに分けられます
- 「T」…プラチナムライン(最上位モデル)
- 「G」…ゴールドライン(スタンダードモデル)
つまり、
| 商品名 | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| レーベル | プラチナムライン | ゴールドライン | ゴールドライン |
という違いがあります
機能性を重視するなら「T i-Size」が最もおススメです
「T i-Size」が低座面設計でコンパクト

| サイズ一覧表 | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| サイズ | W43 × D71.5 × H68 cm | W44 × D71 × H75 cm | W44 × D71 × H75 cm |
サイズについては「T i-Size」の方が高さが7cm低いのでコンパクトな商品をお探しの方におすすめ

座面が低いほどチャイルドシートと天井の間が広くなるので、乗せ下ろしがしやすいです
また重心が低くなるので、車の振動や急ブレーキ・急カーブの揺れを軽減できる効果もあります
軽自動車や車高の低い車の方、できるだけコンパクトなモデルをお探しの方には「T i-Size」の方がおすすめです
| 重さ一覧表 | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| 総重量 | 15kg | 14kg | 13kg |
| ベースの重さ | 7.7kg | 7kg | – |
一般的にチャイルドシートは軽い方が取り付けや付け替えが簡単です
総重量が最も軽いのは「Gi i-Size」ですが、重さが気になる方には「T i-Size」と「G i-Size」の方がおすすめです
それは「T i-Size」「G i-Size」はセパレートシステムを採用しているからです
セパレートシステムとは、チャイルドシート本体と車への取付ベースが分離できる構造のこと
セパレートシステムのメリット
「T i-Size」と「G i-Size」はセパレート構造でベースと本体を別々に取付できるので、重量はほとんど気にする必要はありません
シート本体だけだと重さはどちらも7kg程度

「Gi i-Size」の約半分の重さで取り付けできるので快適です
2台以上の車でチャイルドシートをシェアする予定の方、腕力に自信がなくて取付の快適性を重視される方には、「T i-Size」と「G i-SIze」が安心です
「G」シリーズの方が少し長く使える
| 対象年齢一覧表 | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| 身長基準 | 45~105cm | 40~105cm | 40〜105cm |
| 体重基準 | 18kg | 19kg | 20kg |
「G i-Size」と「Gi i-Size」はシート・インレイ搭載することで身長40cmから使用できるので、低出生体重児や小柄な赤ちゃんにも安心して使えます
一方体重基準で比較すると「Gi i-Size」が20kgまでと最も長く使えますが、1~2kgの差はほぼ同じといえます
身長105cm、体重19kgは平均的に4歳頃なので、いずれも新生児~4歳頃まで使えるモデルといえますが、出生時の体重が小さなお子さんに使用するなら「G i-Size」「Gi i-Size」がおすすめです
「G i-Size」「Gi i-Size」の方がよりフラットに近いリクライニングが可能

リクライニングはどちらも前後5段階調整でき、お子さんの成長に合わせて常に最適なポジションに対応できます
異なるのはリクライニングの角度
「G 」シリーズの方がよりフラットに近い角度までリクライニングできます

フラットに近い方が赤ちゃんが楽に呼吸できます
新生児期はフラットで楽な姿勢で乗せてあげたい方は「G i-Size」「Gi i-Size」がおすすめです
「T i-Size」は足元ゆったりでずっと後ろ向きでも快適
ベースの種類が異なるので、お子さんが乗った際の足元のスペースにも差があります

後ろ向きにした際の足元のスペースは「T i-Size」の方がゆったりしています
現在の日本で採用されている最新の安全基準では、生後15か月以上かつ身長76cm以上であれば車の進行方向に対して前向きで乗せることが可能になります
一方チャイルドシート先進国のヨーロッパでは4歳頃まで後ろ向きがスタンダードです
ドイツのメーカーであるサイベックスも4歳まで可能な限り後ろ向きでの使用継続を推奨しています

それは後ろ向きの方が事故や急ブレーキ時の衝撃からお子さんを守れるからです
後ろ向きの方が背中の広い面で衝撃を分散できるので安全性が高いとされています
ヨーロッパの最新基準に沿ってできるだけ後ろ向きで長く使いたい方は、足元がゆったりの「T i-Size」の方がお子さんが大きくなっても足元が広く、快適に乗れます
後ろ向き、前向き取付基準などチャイルドシートの基本的知識についてはこちらの記事で解説してますので、よければ合わせてご覧ください
「T i-Size」はリニア・サイドインパクト・プロテクションが立体構造でより安全性◎

各モデル共にリニア・サイドインパクト・プロテクションを搭載し、側面からの衝撃を軽減してくれますが仕様が異なります
- 「T i-Size」…立体式
- 「G i-SIze」「Gi i-Size」…一体型
開閉式の「T i-Size」の方がより素早い初動で側面からの衝撃を分散してくれます
どちらも最新の安全基準「R129」に適合しており安全性は申し分ありませんが、より高い安全性を求める方には、「T i-Size」がおすすめです
「T i-SIze」の方がシートの回転レバーがスムーズ
「T i-Size」と「G i-Size」はベースの形状が異なり、回転レバーも形状と使用方法が異なります
- 「T i-Size」…回転レバーでスムーズに片手回転可能
- 「G i-Size」「Gi i-Size」…片手でスイッチを押してから反対の手でシートを回転
どちらもスムーズに回転できますが、より快適性も求める方は片手で回転できる「T i-Size」がおすすめです
それぞれの操作手順は公式サイトの動画をご確認ください
・T i-Size 回転方法は3:14~
出典:サイベックス公式
・G i-Size 回転方法は6:37~
出典: サイベックス公式
・Gi i-Size 回転方法は2:04~
出典:サイベックス公式
「T i-Size」は4色展開でカラーバリエーション豊富



性能の違いがよくわからないという方は好きなカラーで決めるのもありです

サイベックスはおしゃれなデザインも特徴のブランドなので、デザインに一目ぼれして買う方もいらっしゃいます
ベーシックなカラーの「G i-Size」[Gi i-Size」とカラフルな「T i-Size」
車体や内装とのコーディネートも楽しみたい方は、自分に合うカラーが決め手になるかも
「Gi i-Size」が最も安く買える
| 価格一覧表(公式サイト) | T i-Size | G i-Size | Gi i-Size |
| 総額 | 8万4700円 | 7万7000円 | 7万1500円 |
| 本体 | 5万2800円 | 4万7300円 | – |
| ベース | 3万1900円 | 2万9700円 | – |
価格を比較すると「Gi i-Size」が最も安いです
それは「T i-Size」と「G i-Size」はセパレート式なのでチャイルドシート本体+ベースを購入する必要があるから
これまでの比較で大きな差を感じなかった方や、セパレートシステムにこだわらない方には「Gi i-Size」がおすすめです
価格がネックで上位モデルの購入に踏み切れない方にはネット購入がおすすめ
通販サイトでの購入なら公式サイトより数百~数千円安く買えることも!
さらにセール期間をうまく活用すればポイントも大量にゲットできてとってもお得
あなたが普段利用している通販サイトで事前に価格を確認しておきましょう
共通のおすすめ機能
最新安全基準R129適合で安心
「シローナ」シリーズはいずれもチャイルドシートの最新安全基準R129に適合しています

側面からの衝突にも配慮された安心設計です
最新基準R129についてはこちらの記事で詳しく解説してますので、気になる方はどうぞ
ISOFIX搭載で誰でも確実に取り付けできる
最新安全基準R129ではISOFIXでの取付が原則です
ISOFIXとはチャイルドシートの専用コネクターを車に内蔵されているバーに差し込む取り付け方法のことで、チャイルドシート取り付け時のミスユース(取付が不完全な状態)を防げます
JAFの調査によると、従来のシートベルト固定では約30%の方の取り付けでミスユースが発生していたそうです

ISOFIXなら確実に取付できるので、安心して運転に集中できますね
ISOFIXについてはこちらの記事で詳しく解説してますので、気になる方はどうぞ
エアベンチレーションシステムで通気性◎

出典: サイベックス公式オンラインストア
3Dメッシュファブリックとエアベンチレーション(通気孔)を採用し、適切な通気性を確保しています

汗っかきなお子さんが乗っても安心です
高級感なら「T i-size」コスパなら「G i-size」
今回はサイベックスのチャイルドシート「シローナ」シリーズの「T i-size」と「G i-size」を比較しました
それぞれおすすめはこんな方
「T i-size」
「G i-size」
「Gi i-Size]
どのモデルも安全性、機能性、デザイン性に優れた素晴らしい商品です
結局どれを買っていいかわからない方は「Gi i-Size」を購入すれば間違いないです
今回の記事で他のセパレート式チャイルドシートが気になった方は、コンビの「THE S」シリーズについてこちらの記事で解説してますので、比較の参考にしてください
お子さんの命を守るチャイルドシート
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最後までご覧いただきありがとうございました






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