2大メーカー コンビとアップリカの人気商品を徹底比較
出産準備用品の中でも最も悩むものの一つがチャイルドシート

コンビとアップリカのチャイルドシートが人気って聞いたけど何が違うの?
今回は各メーカーの人気商品であるコンビの「THE S ZG」とアップリカの「クルリラ エックス プラス AB」を比較します

ベビー用品専門店店長歴15年のしょぱが解説します
結論、THE S ZGとクルリラ エックス プラス ABの違いはこちらの4点です
どちらがおすすめかは何を重視するかで変わります
THE S ZGがオススメな方
- セパレートシステムを快適に使いこなしたい方
- トラベルシステムを活用したい方
クルリラ エックス プラス ABがおすすめの方
- コンパクトなチャイルドシートをお探しの方
- サイドターンレバーで乗せ降ろしの快適さを重視する方
この記事があなたの大切なお子さんの命を守るチャイルドシート選びの参考になれば幸いです
チャイルドシートスペック比較一覧表
| 商品名 | コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZG | クルリラ エックス プラス AB |
| メーカー | コンビ | アップリカ |
| 発売日 | 2025年10月 | 2025年7月 |
| 公式価格(税込) | 7万9200円 | 7万9200円 |
| 対応安全基準 | R129 i-Size | R129 i-Size |
| サイズ(後ろ向き) | W44cm×D68~81cm×H63~74cm | W44cm×D69.5~77cm×H46~62cm |
| サイズ(前向き) | W44cm×D67cm×H65~82.5cm | W44cm×D66~72.5cm×H52~69.5cm |
| 重量 | 13.7kg | 13.8kg |
| 取り付け方 | ISOFIX+サポートレッグ | ISOFIX+サポートレッグ |
| 対象年齢 | 0~4歳頃 | 0~4歳頃 |
| 回転レバー位置 | 股下レバー | サイドレバー |
| セパレート式 | ◎ | ◎ |
| トラベルシステム対応 | ◎ | × |
| リクライニング | 後ろ向き5段階 前向き5段階 | 後ろ向き5段階 前向き5段階 |
| 洗濯機使用 | ◎ | ◎ |
THE S ZGとクルリラ エックス プラス ABの違い3選
クルリラ エックス プラス ABはよりコンパクトで使いやすい
| 商品名 | コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZG | クルリラ エックス プラス AB |
| サイズ(後ろ向き) | W44cm×D68~81cm×H63~74cm | W44cm×D69.5~77cm×H46~62cm |
| サイズ(前向き) | W44cm×D67cm×H65~82.5cm | W44cm×D66~72.5cm×H52~69.5cm |

チャイルドシートのサイズは一緒に乗る方の乗り心地に影響します
軽自動車やコンパクトカーで大きなチャイルドシートを使用すると車内を圧迫するため、運転席や助手席に乗る方が窮屈になります
THE Sとクルリラはどちらもコンパクト設計なので軽自動車やコンパクトカーでも快適に使用できます
THE Sとクルリラのサイズの違いは高さ
クルリラの方が最大17cm低いので、車高の低い車でも快適に操作できます

チャイルドシートが高いほど天井との間隔が狭くなって、乗せ降ろしがしづらくなります
車高が低い車の方はクルリラの方がおすすめです
| 商品名 | コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZG | クルリラ エックス プラス AB |
| 重量 | 13.7kg | 13.8kg |
重さはほぼ変わりません
ISOFIX式チャイルドシートの重さの平均は13kg程度なのでどちらも平均的な重さです

この2モデルを比較する場合、重さは気にしなくていいです
クルリラ エックス プラス ABはサイドレバーでの乗せ降ろしラクラク

THE Sとクルリラはどちらもシートが360°回転するから、ドア側からも座席側からも乗せ降ろしができて便利です
違いは回転レバーの位置
- THE S…センターレバー
- クルリラ…サイドレバー
THE Sの一般的なセンターレバーに対して、クルリラはサイドレバーを採用しています

サイドレバーの方が約30㎝体に近いから手が届きやすくて便利です
特に背の低い方や腕力に自信のない方は、サイドレバーの方がシートの回転が楽にできるのでおすすめです
THE S ZGはシートの着脱がワンステップで簡単 トラベルシステムにも対応
| 商品名 | コンビ ホワイトレーベル THE S R129 エッグショック ZG | クルリラ エックス プラス AB |
| セパレートシステム | ◎ | ◎ |
| シートの取り外し手順 | ワンステップ | ツーステップ |
| トラベルシステム | ◎ | × |

出典:アップリカ公式
THE Sとクルリラはどちらもセパレートシステムに対応しています
セパレートシステムとは、シート本体とベースを分離できる構造のこと
セパレートシステムに対応していることで以下のメリットがあります
THE Sとクルリラのセパレートシステムの違いは以下の2点です
- シートの取り外し手順
- トラベルシステム対応
シートの取り外し手順

出典:コンビ公式
THE Sのシートを取り外す際は両サイドのグリップを握って持ち上げるだけの簡単ワンステップ
取り付けもそのままベースに乗せるだけなので、着脱が非常にスムーズです
お子さんを乗せたままでも着脱が可能なのでセパレートシステムの利便性を最大限活用できます

セパレートシステムの中でも着脱の簡単さは一番楽です

クルリラ エックス プラス ABをベースから取り外す際は、取り外しレバーを押してからシートを持ち上げる2ステップ
操作は簡単ですが、THE Sと違ってお子さんを乗せたままの着脱はできません

持ち手がないのでTHE Sと比べると持ちづらいです
取り付けはベースに乗せるだけなので非常にスムーズです
セパレートシステムを十分に活用したい方には、THE Sがおすすめです
トラベルシステム対応

出典:コンビ公式
トラベルシステムとは、チャイルドシートとベビーカーを一体化または組み合わせて使えるシステムのこと
互換性のあるチャイルドシートとベビーカーを使用することで、赤ちゃんを乗せたままチャイルドシート本体をベビーカーに取り付けたり、室内に移動できるメリットがあります
トラベルシステムに対応しているのはTHE Sのみです
THE Sは室内でシートを保管できるシートホルダーが付属しているので、車内と室内をシートに乗せたまま自由に行き来できます

ドライブ中にお子さんが眠ってしまってもシートごと室内に連れていけます
ベビーカーへの取り付けも可能ですが、互換性のあるベビーカーが必要な点に注意しましょう
トラベルシステムに対応しているのは「THE GO」で、専用のアタッチメントを装着することでTHE Sの本体を乗せられます
クルリラ エックス プラス ABはお子さんを乗せたままの着脱ができないので、THE Sと比べると使用できる操作は限定的です
ただし、乗せたまま移動する必要がないと感じる方は気にしなくてもいいでしょう
カラーバリエーションは各2色展開


どちらもカラーは2色展開です
機能面での違いで決められない方は、車の内装に合わせたり、好きなカラーで決めるのもありです

店頭でも好きなカラーが決め手で購入される方は多いです
THE S ZGとクルリラ エックス プラス AB共通のおすすめ機能5選
最新安全基準R129を満たした安心設計

出典:コンビ公式
THE Sとクルリラ エックス プラス ABはどちらもチャイルドシートの最新安全基準R129に適合した商品なので、安心して使用できます
最新安全基準に適合していることで
というメリットがあります
特にクルリラ エックス プラス ABは国土交通省が発表しているチャイルドシートアセスメント2024で最優秀評価の”優”を獲得し、国がその安全性能の高さを認めています(同モデルのクルリラ ビッテ エックス プラスでの評価)
ちなみにTHE Sの評価は1段階下の“良”評価ですが、2020年モデルでの検証のため最新モデルの評価は公表されていません

どちらも安心して使用できます
ISOFIX取付で誰でも確実に取り付けできる

出典:アップリカ公式
最新安全基準R129ではISOFIXでの取付が原則です
チャイルドシートの専用コネクターを車に内蔵されているバーに差し込むことで、チャイルドシート取り付け時のミスユース(取付が不完全な状態)を防げます
JAFの調査によると、従来のシートベルト固定では約30%の方の取り付けでミスユースが発生していたそうです

ISOFIXなら確実に取付できるので、安心して運転に集中できますね
セパレートシステムで取り付け、付け替え簡単

出典:コンビ公式
どちらもセパレートシステムだからベースだけで車への取り付けが可能
本体とベースが一体式のチャイルドシートの重さは平均13kgと重たいですが、ベースだけなら7kgと一体式の約半分の重さで取り付けできて簡単です

ISOFIXの差し込み口も見えやすくて便利です
2台以上の車でチャイルドシートをシェアする予定の方は、ベースのみを追加購入しあらかじめセットしておくことでシート本体のみの移動で付け替えが完了します

頻繁に付け替えをする予定の方はセパレートシステムがおすすめです
リクライニングは前後5段階で快適な角度調整が可能

出典:コンビ公式
チャイルドシートは新生児から少なくとも生後15か月以降で身長が76cm以上になるまでは、車の進行方向に対して後ろ向きで使用する必要があります
これは骨格が未熟な赤ちゃんが急ブレーキ等の衝撃を受けた際に、背中で衝撃を受けることで衝撃を分散するためです
生後15か月以降で身長が76cm以上になればママさん、パパさんと同じ進行方向に対して前向きで使用できます
THE Sとクルリラはどちらも後ろ向き、前向きどちらでも5段階のリクライニングが可能

寝ているときは深く、起きているときは起こして使えばお子さんも快適です
シートは洗濯機で丸洗いOK

出典:アップリカ公式
チャイルドシートは吐き戻しやお漏らし、食べこぼしなどどうしても汚れてしまうものです
すぐに洗わないと汚れやにおいが取れなくなるけど、毎日忙しい中で頻繁に手洗いするのは大変です
その点THE Sとクルリラのシートは取り外して洗濯機で洗えます
手洗いする手間を省けるから、忙しいママさん、パパさんには助かる機能です

家事の手間を一つ減らしてくれるありがたい機能です
セパレートシステムを使い倒すならTHE S、使わないならクルリラがおすすめ
今回はコンビの「THE S ZG」とアップリカの「クルリラ エックス プラス AB」のについて解説しました
THE Sとクルリラの違いは以下の3点です
THE S ZGがおすすめの方
- セパレートシステムを快適に使いこなしたい方
- トラベルシステムを活用したい方
クルリラ エックス プラス ABがおすすめの方
- コンパクトなチャイルドシートをお探しの方
- サイドターンレバーで乗せ降ろしの快適さを重視する方

どちらも人気メーカーの主力商品だけあって素晴らしいチャイルドシートです
結局どちらが自分に合っているかわからない方は、セパレートシステムを頻繁に使いたいならTHE S、
使う予定がない方はクルリラを選べば間違いないです
価格がネックで購入に踏み切れない方はネット購入がおすすめ
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今回比較したTHE S ZGとクルリラ エックス プラス ABの他モデルとの比較は、別記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください
不明な点や質問があれば、お気軽にお問い合わせください
あなたのチャイルドシート選びを全力でサポートさせていただきます
出産すると毎日のようにチャイルドシート
日々の使用感は毎日の生活満足度にも影響します
ぜひしっかり調べて、納得して購入したチャイルドシートで赤ちゃんを迎えてあげましょう
最後までご覧いただき、ありがとうございました





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