
ブースターシートって必要なの?
店頭でお客様から質問されることがあります

ブースターシートは座高を上げる目的で使用します
チャイルドシートを卒業した後、身長や体格に応じて安全にシートベルトを使用するためにはブースターシートも重要な役割を果たします
この記事では、ベビー用品店で15年以上店長を歴任中のしょぱが、ブースターシートの必要性やメリット・デメリットをわかりやすく解説します
ブースターシートを購入するか迷っている方の参考になれば幸いです
ブースターシートとは背もたれのないジュニアシート

ブースターシートとは、背もたれのないジュニアシートのことです
ジュニアシートとは学童用のチャイルドシートのことで
主に使用開始期間ごとに以下の3種類に分けられます

それぞれの特徴についてはこちらで解説してます
ジュニアシートの中でも最も使用期間が短く、最も簡易的なのがブースターシートなのです
ブースターシートはなぜ必要?法律では義務なの?
法律上6歳未満のお子さんはチャイルドシートまたはジュニアシートの使用が義務化されています
つまり6歳以上のジュニアシート使用は義務ではありません
しかし、法律上の義務ではなくなるものの、6歳以降も身長が150cmになるまではジュニアシートの使用が引き続き推奨されています
6歳以降もジュニアシートの使用が推奨されるのは、車のシートベルトが身長140cm以上の人を想定して設計されているため
140㎝に満たないお子さんはシートベルトが適切に使用できないからです

シートベルトとは、肩ベルトと腰ベルトに分かれており、
肩ベルト:鎖骨→胸骨→肋骨を通る
腰ベルト:骨盤の左右を抑えるように着用する
ことで、事故の衝撃から乗っている人を守ります
身長140cm未満のお子さんは座高がまだ低いことで、
・シートベルトが腹部を圧迫して内臓損傷
といった重大なケガにつながるリスクがあります
そこで役に立つのがブースターシート
ブースターシートでお子さんの座高を上げることで、シートベルトを適切な位置で使用できます

簡易的なのは座高を上げるだけでいいからなんだね

使用期間はいつからいつまで? 卒業のタイミングは?
ブースターシートの使用対象
身長125~150cm
ブースターシートの使用対象は身長を基準に判断します

出典:国民健康・栄養調査14 身長・体重の平均値及び標準偏差 – 年齢階級,身長・体重別,人数,平均値,標準偏差 – 男性・女性,1歳以上〔体重は妊婦除外〕 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
厚生労働省の発表によると、身長125~150cmは平均的に8~12歳頃といえます
ただし使用するかは身長で判断しましょう
ブースターシートとハイバックシートどっちがいいの?
身長が125㎝を超えると使用するジュニアシートは
・ハイバックシート
・ブースターシート
のいずれかになります
各シートを比較すると、どちらが皆さんの使用目的に合っているかわかります


体格が大きい子はブースターシート
安全重視ならハイバックシートがよさそうだね
ブースターシートもISOFIXが必要?
ISOFIXとは、チャイルドシートやジュニアシートを車に固定する専用器具です
ブースターシートにもISOFIX搭載商品が年々増加しています
これはチャイルドシートの最新安全基準R129に基づいた設計された商品は、原則ISOFIXでの取り付けが前提だからです
ただし、ブースターシートについてはISOFIXではない商品も多く販売されています
それはブースターシートについては、ISOFIXがあるかは安全性にほぼ影響しないからです
その理由はブースターシートの使用方法にあります
ブースターシートの目的は座高を上げることなので、シート自体がお子さんを守る機能を備えていません

お子さんが乗ってシートベルトを着けるだけだから
ISOFIX=安全ってわけじゃないんだね
・お子さんが乗ってないときもシートがズレない
お子さんが乗ったときの安定感が増す
ブースターシートをISOFIXでしっかり固定することでシートが安定します
お子さんが乗っていないときもシートがズレない
ブースターシートは車のシート上に置くだけで利用できるのがメリット
一方、置くだけなのでお子さんが乗っていないとシート上で動いてしまうのが難点
ISOFIXで固定すればお子さんが乗っていないときでもシートが動かず安心です

急ブレーキの際にブースターシートが前方に飛んでくるのを防いでくれます
首カックンはこれで解消 オススメグッズ3選

ブースターシートの難点はお子さんが寝たときの首カックン

シートベルトが首に食い込んで危険です
これを解消するために様々なグッズを3つ紹介
EPOCHHIKEのヘッドレストは、車のヘッドレストに簡単装着するだけでお子さんの首カックンを防いでくれます
高品質で柔らかいパッド採用でお子さんの頭部を優しく保護
カバーは取り外し可能で手入れが簡単、通気性がよいジョイントブレースが付いています。
両サイドの左右長さも調整可能、お好みに合わせて角度と姿勢を調節できます。調節範囲:14-28cm。使用しないときはスペースを節約するためにヘッドレスト枕を持ち上げることも可能
デザインもシンプルでどんな車にも合いそうな点も◎です
抱き枕タイプも人気です
こちらはマジックテープで取り付け、取り外しできるので着脱も簡単
手洗いできるので、いつも清潔に使用できます
座席に合わせて右向き・左向きが準備されており、よりお子さんの姿勢にフィットするよう設計されています
お気に入りのぬいぐるみと一緒なら、喜んでジュニアシートに乗ってくれそうですね
大人気ミッフィのフェイス型ふわもふクッション
大きなクッションがお子さんの首の負担を軽減してくれます
取り付けは車のヘッドレストにベルトを通すだけ
お子さんが起きている間はぬいぐるみとして、寝た後はベルトをさっと通してクッションとしてしようできます
今年は九州のテーマパーク、ハウステンボスにミッフィエリアがオープンして話題のミッフィ
お子さんがミッフィ好きなら検討してみてはどうでしょうか
【2025年最新】ブースターシートのオススメ5選
2025年4月発売の人気メーカー「コンビ」から現在販売されている唯一のブースターシートです
・ISOFIX固定
・座面+低めの背もたれで背中と腰のフィット感をアップ
・背もたれは取り外し可能で、左右どちらでも使えるカップホルダー付き
Amazon限定販売ですが、「人気メーカーの商品がいい」という方にオススメです
国内メーカーのリーマンから販売されているブースターシート
底面がストッパー仕様なので、お子さんが乗っていないときのシートのズレを軽減してくれます
レザー調の生地で高級感があってかっこいいモデルです
お子さんがディズニー好きならブースターシートもディズニーだとうれしいはず
デザインがかわいいのはもちろん、座面に低反発ウレタン採用で乗り心地にも優れています

先日友人のお子さんを乗せる際にミッキーのブースターシートを使用したら、
自分から「乗る!」と積極的に使用してくれました
ハイバックが窮屈になったらブースターを検討してみよう
今回はジュニアシートのブースターシートについて解説しました
ブースターシートには安くて簡単といったメリットがあります
一方で身長が125cmに満たないお子さんが使用すると、事故の際に首や内臓に重篤な影響を与えるリスクがあります
安全面だけを考えるとジュニアシート卒業までハイバックシートが理想的です
ただお子さんも大きくなるにつれジュニアシートの使用を嫌がるようになる子もいます
そんな時はブースターシートの使用を検討してみましょう
首カックンが心配なら対策グッズも豊富ですので、お子さんと一緒に選んでみるのも楽しいのではないでしょうか
お子さんが大きくなるにつれ長距離での外出やお出かけが増えます
お子さんも快適に、ママさん、パパさんも安心できる、皆にとって最適なジュニアシートで
ドライブを楽しみましょう
最後までご覧いただき、ありがとうございました

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